皆さん、おまんちょす!!四年前にXRPを買った加藤陸(@rikuso1222 )です。今回はJCMEDIAにて僕の初の記事となっております。今回のように2017年アルトコインバブル、2018年の空前のICOブームを経験した僕の視点から今仮想通貨業界で話題のIEOについて掘り下げていきたいと思います!宜しくお願い致します。

2018年にブームとなったICO(Initial Coin Offering)に比べて、IEOは(Initial Exchange Offering)特定の仮想通貨取引所がプロジェクトの代わりにトークンの先行販売を行い、参加者は非常に高い優位性のある投資が可能です。去年のICOブームでは大手取引所に上場予定という謳い文句で集金だけを募り、上場しないというICO詐欺なども多く存在していました。取引所が関与することにより、投資家とプロジェクトの間にフィルターとしての役割を担いますので、より洗練されたプロジェクトに参加できるということです。今後IEOで公開される新規プロジェクトにはより注目が集まるでしょう。

それでは、そもそもIEOとは何か、紐解いていきましょう。

ICOとは

ICO(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング/新規仮想通貨公開)はご存知でしょうか?去年はICOブームと呼べるほど活発に行われていました。仮想通貨投資の経験がある方は、一度は耳にしていたり、投資経験のある方も多いでしょう。しかしICOと聞いていいイメージを持たれる方は少ないし、むしろ詐欺だと思う方もたくさんおります。ですが、ICO自体がそもそも悪いものではありませんでした。

そもそも、ICO(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング/新規仮想通貨公開)とは、資金調達をしたい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨を発行/販売し、資金を調達する手段/プロセスのことを指します。投資家には「コイン」や「トークン」と呼ばれるデジタル通貨(資産)を購入してもらい、原則として対価は支払われません。別名(クラウドセール)(トークンセール)と呼ばれたりしております。
株式を利用した従来の方法(IPO:新規株式公開)以外の資金調達手段として注目を集めていました。
ICOの仕組みは出資する投資家側がICOをする企業に出資を行い、トークン(証券)を発行する仕組みになっています。つまり、トークンを購入してもらうことで資金を調達する仕組みになります。

ICOのメリット

1:ICOする側が発行したトークンを通貨として利用できる
2:サービスやプロダクトが成功すれば、トークンの大きな売却益を得られる。
3:株主優待のようなメリットをサービスによっては受けられる

このように先行投資という意味で取引所に上場することだけでなく、上場後のプラットフォームの稼働によるトークンの流動性が価格に大きく影響を及ぼします。

ICOのデメリット(リスク)

投資する側から見た場合、ICOのトークンにはリスクがあります。

株式の場合、株主は会社のオーナーに当たりますよね。株主総会で経営にもの申すことができますし、インサイダー取引などの不正で損をしないよう国の機関が監視するなど、株主の権利は手厚く守られております。一方、ICOのトークンは、価値の明確な裏付けがありません。法的な議決権もないのでどれだけ買い占めても、経営にもの申すことはできません。期待して買ったトークンがタダ同然になる… そういったリスクも考えられるのです。
実際、海外では、ICOで資金を集めた後に企業が消えたとか、いつまでたってもサービスが始まらないといった事例が相次いでいました。プロジェクトが資金調達を行うため、資金調達をして、取引所としてもそこまで流動性がない取引所に形だけ上場し、その後の進行がなく、トークンの流通量が全くなくなり、価格が100分の1になってしまったりとICOで資金を溶かし、退場してしまった投資家も少なくありません。

実際に僕自身もICO投資はいくつものプロジェクトに投資家として参加しておりましたが、利益が取れたものもありますが、価格割れを起こし利益をとれなかったものもいくつかありました。このように画期的な仕組みがあっても、この時代ですのでそれを利用して、共存を求めず大衆から資金だけを集めて大本だけが得をするような稼ぎ方をするプロジェクトや、人も多いので本当に人間の欲というものは怖いですね。人類の今後の発展に欠かせないのが調和だと僕は考えております。令和に年号が変わり新たな時代が幕を開けました。これからは透明性が重要視され、テクノロジーの発展とともにうそをつけない時代が来ると僕は思っております。偽物は淘汰され、本物のプロジェクト(人類の発展に必要不可欠なプロジェクト)のみが生き残っていくでしょう。

脱線いたしましたが、そのような考え方からしても、IEOは注目するべきだといえるでしょう。それでは、IEOとは何か説明をしていきますね。

IEOとは

最近の仮想通貨業界で、IEOというものに対しての注目度がとても上がっています。そもそもIEOとはどのような仕組みなのでしょうか?

IEOとは(Initial Exchange Offering)の略称で、ブロックチェーンプロジェクトで発行されたトークンの販売を特定の取引所に委託をして仮想通貨取引所がトークンの先行販売をすることを言います。IEOを行うプロジェクトはトークンを発行をし、販売を行う取引所に送ります。取引所はプロジェクトチームに代わり、そのトークンの告知宣伝を行うのです。投資家たちは取引所を介してそのトークンを購入します。

IEOの参加者は公開価格より低い値段でトークンを購入できますが、そのためIEOに参加をしたい投資家はその取引所の口座の開設が必要となります。そのトークンはその後先行販売を行った取引所へと上場する流れが主流となっております。

ICOとIEOの違いは?

上記にも上げているようにICOとIEOの違いは、資金調達を行う機関です。ICOはプロジェクトが投資家から直接資金調達を行い、トークンの販売を行います。IEOではそのトークンの販売を取引所が主体となって販売を行います。最も異なる点はトークンセールの主催者が異なるという点です。

メリットや優位性はどこにあるのか?

1.取引所がプロジェクトの審査や内容を見るため、投資家が中身のないトークンを買うことが無くなる。

ICOが乱雑した際に、ICOをうたって資金調達をし、上場をせずにプロジェクトが終わったり、進行が止まり未上場の通貨なども多数存在しております。しかし、IEOの場合は取引所がフィルターとなり、発展性のないプロジェクトや、需要がないものを取引所としても、宣伝するわけにはいきませんよね。そのため審査基準などがあり、淘汰されたプロジェクトのみがIEOを行うに値するでしょう。取引所としては、よりよいプロジェクトをIEOを行うことで、IEO目的での新規口座開設ユーザーの獲得につながるというメリットもあるのでより良い通貨を選定する。

2.取引所のユーザーに直接、告知宣伝ができる

ICOの場合は、プロジェクトが0から集客をし、プロジェクトのマーケティングを行わなければならないんですが、IEOの場合はすでにその取引所を利用しているユーザーに対して告知、宣伝が可能となります。(例)Binanceは1,000万人を超えるアクティブユーザーを抱えており、同取引所でIEOを行えばこの1,000万人にリサーチができるということです。

3.プロジェクト側もICOで必要だった資金を別の資金へと回すことができる

2.で話している通り、ICOの場合は集客やマーケティングをプロジェクト側が行うため、コストや労力がかかるのに対して、IEOは取引所に支払う手数料は発生しますが、コストや労力は必要ないため、その分をプロジェクトの開発や運営体制の強化などに充てることが可能となるのです。

4.IEO後は取引所にも上場しやすくなる

ICOの場合は、上記にもあるように上場が決まっておらず、資金調達を開始し結局未上場で終わっているプロジェクトが存在していますが、IEOは大手仮想通貨取引所で行われることが多くトークンセール終了後にはその取引所に上場される可能性も高いため、ICOよりも安心できます。

5.ICO詐欺やプロジェクトの持ち逃げを防ぐことができる

IEOでは、プロジェクト側と投資家間に資金力と信用性のある仮想通貨取引所が仲介役として入るため、資金管理が行われ資金の持ち逃げなどのリスクを減らすことができます。

IEOのデメリットは?

IEOのデメリットとして、上げることができるのは販売をする取引所の口座開設が済んでいないとIEOに参加できないということです。また、登録が済んでいたとしても基本的には集金金額があらかじめ決まっており、一人当たりの購入可能金額も決められております。なので、購入する際も早い者勝ちの抽選になってしまう点がデメリットですね。

ただ、こちらは考え方を変えるとデメリットではなく、メリットとも言えます。なぜかというとICOの場合は誰でもいくら分でも購入ができる状況にある通貨が多くありましたので、ICO期間にトークンを売りすぎて上場後の売り圧力になり、価格が大暴落をしたりすることが多くありました。投機的な目線でご購入される投資家がいるせいで、上場後急激に売り板が発生するのです。

その点を考えるとデメリットとして挙げさせていただいた上記の点は、トークン購入可能額が限られている事はIEOの優位性とも考えることができるでしょう。

IEOに参加するためには?

参加をするためには、IEOを開催する取引所の口座開設を行う必要があります。
基本的には本人確認書類の提出まで済ませておかないと参加はできません。

登録をするべきIEOを実施しているオススメの取引所

Binance(Binance Launchpad)

世界最大の取引所であり、世界的に最も知名度がある取引所とも言えます。IEOが広まりつつある中、BinanceがこのIEOの先駆者と言えます。BinanceはICOを行うためのプラットフォーム、Binance Launchpadをリリースし、いくつかのプロジェクトを上場した後は放置されていました。2019年に入りBinanceはサービスの再開を発表し、毎月一つずつIEOを行なっていくとしました。

HP・口座開設はこちら→Binance 公式HP https://www.binance.com/en
Binance Launchpad https://launchpad.binance.com/

【仮想通貨取引所】Binanceの特徴・詳細

Huobi(Huobi Prime)

2013年に誕生し、中国の3大取引所の1つとして発展を遂げて来たHuobiはIEOプラットフォームのHuobi Primeを運営しており、ポテンシャルのあるブロックチェーン系プロジェクトの資金調達援助を通して業界リソースの収集やブロックチェーンエコシステム開発の促進を目的としています。

HP・口座開設はこちら→Hobi Japan 公式HP https://www.huobi.co.jp/

【仮想通貨取引所】Huobiの特徴・詳細

IDAX

2018年1月から営業しているモンゴル発の取引所です。24時間取引量ランキングでも5位になったことがあるほどの世界の仮想通貨取引所の中でも流動性の非常に高い取引所です。

HP・口座開設はこちら→http://bit.ly/2V865Lh

【仮想通貨取引所】IDAX(アイダックス)の特徴・口座開設方法

IEOの成功例

Binance Binance Launchpadで第一弾として行われたBitTorrentはトークンセール開始後18分間で売り切れ、約7.7億円を調達しました。このニュースは大きな話題を呼び、続く第二弾のFetch.AIはわずか22秒間で完売しました。セール価格の0.00012ドルから約0.000885ドルと、約6倍ほどの価格の上昇をみせました。また、その後も価格を上げ続けました。

Huobiが提供する新トークンプラットフォームであるHuobi Primeの第一弾が2019年3月26日に実施されました。初回は、TOP Networkという通貨でした。Huobi公式のプレスリリースによると世界中で約13万人が参加し、購入できたユーザーは全部で3764人だったと発表されました。Huobi Primeで販売されたTOPの価格は下記になります。

The First Round:1 TOP=0.000708 HT
The Second Round:1 TOP=0.000852 HT
The Third Round:1 TOP=0.001020 HT

上場後のTOPの価格は1枚あたり最大0.004952HTまで上昇し、最初のラウンドから参加ができていたユーザーは最大約7倍、最終ラウンドに参加できたユーザーでも最大約5倍の価格がつきました。

まとめ

このように、IEO(Initial Exchange Offering)は、ICOに比べ、参加することができれば仮想通貨投資全般の中でもとても優位性のある投資と言えます。僕自身XRPを0.2円の頃に仮想通貨というものに出会い、初めは興味本位の部分がありました。しかし、携わるうちにこの業界の魅力、この最先端の技術の可能性に惹かれるようになりました。そして、2017年のアルトコインバブル(アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称)を経験し、更には2018年にはICO時代も投資家として経験いたしました。次なる仮想通貨新時代はこのIEOの風が吹くと考えております。しかも、その新しい風は既に吹き始めております。

このブロックチェーンプラットフォームの中でも厳選されたプロジェクトが残り、より本質的で需要があり、この先の人類の発展に繋がるようなものだけが生き残っていく時代となるでしょう。投資商品や手段はたくさんありますが、仮想通貨業界の発展をこれから応援し携わるものとして、今後もこのIEOの情報にはアンテナを立てまた記事を書けたらと思います。一つの手段として今回紹介させて頂いたIEOにも参加してみてはどうでしょうか。

それではまた。おまんちょす!!!