みなさん、こんにちは!!オヤジギャグを駆使しながら全てのお客様を必ず笑顔に導くオヤジギャグ ダンストレーダーのカトゥーン(@take4118)です。

8月から糖質制限をしてダイエットに取り組んでいますが、約2ヶ月で5kgの減量に成功しました!!継続は力なりを改めて実感している今日この頃です。

ということで、今回はダイエットの成功法則について…ではなく(笑)、トレードでほとんどの人が経験してしまう「コツコツドカン」について掘り下げて解説したいと思います。

コツコツドカンとは、それまで順調に資金を増やしていたのに、たった1回のトレードで資金をなくしてしまうことです。

日々相場と向き合い検証や練習を繰り返しながらトレードスキルや手法を磨き、時間とお金を掛けて必死になって増やした口座資金がたった1回のエントリーでほとんどなくなってしまう。最悪の場合ゼロカットで口座資金が溶けてしまう…。想像しただけでも避けたいものですよね。

本記事では「コツコツドカンの仕組みと対策」を中心に解説していきますが、実際のチャートを使ってコツコツドカンの典型的なパターンを解説していますので視覚的にコツコツドカンの仕組みがご理解頂けると思います。

また、コツコツドカンの対策例も挙げていますので、ご自身のトレードと照らし合わせることで改善のヒントにもなると考えています。

本記事が皆様のトレードに少しでもお役に立てましたら幸いです。それでは参りましょう!!

コツコツドカンはなぜ起こるのか?

コツコツドカンが起こる理由はいくつかありますが、ここでは以下の4つを解説していきます。

損切りが出来ない

トレードにおいて勝率100%というのは絶対にありえません。どんなに優位性のある手法であったとしてもシナリオと逆行して損切りになることは必ずあります。「損切りは必要経費」と言われたりもしますが、これを自分の中に落とし込めていないと、損切りが出来なくなり大きな損失を被ることに繋がってしまいます。

無計画なナンピン

相場はおおよそレンジと言われます。ですのでシナリオに基づく計画的なナンピンを行えば、その恩恵を受けられることは多いでしょう。ですが単に”損失を出したくない”という安易な考えでナンピンを行うと、ポジションサイズも大きくなり損失も大きくなります。仮に無計画なナンピンで利益に繋がったとしても“たまたま運が良かった”だけで、いつかは大きな損失を出してしまうでしょう。

すべてのエントリーで勝ちたいと考えている

人は損失を徹底的に嫌います。何故なら人間はプロスペクト理論に基づいて行動しているためです(参考:プロスペクト理論に関する記事はコチラ)。先ほど解説したように勝率100%は絶対にありえません。いかに損失を受け入れられるかが大事です。

過剰なロットでエントリー

これは負けた後のトレードに起こりやすいです。その日の最初のトレードで損失を出してしまい、早くその損失を取り返したいと感情的になって普段のロット数よりも上げてエントリーしまう。因みに、私は過去これを何回もやりました(笑)。もう数えきれないくらい…。そういう時って不思議と更に損失が膨らむんです…。常に冷静になってマイルールに従いトレードを行うことは本当に重要です。

コツコツドカンをチャートで見てみよう

ではコツコツドカンが起こるトレードを実際のチャートを見ながら考察していきましょう。ここでは先ほどの項で挙げた「無計画なナンピン」をするとどういうことが起こりえるのかを考えてみます。ここでは、移動平均線やオシレーターなどは敢えて表示させていません。あくまでも安易なエントリーと無計画なナンピンが引き起こす悲劇を時系列に沿って解説していきます。

チャートはGOLDの1時間足を使い、ショートエントリーをした場合を想定しています。なお、下記の画像で解説しているコツコツドカンのパターンは、私が過去に何度も”やらかした”パターンです…。

直近の高値付近にきたのでショート

①のポイントでショートしました。ここでのエントリー根拠は直近の高値に近づいたからということにします。

急騰したが大きな上ひげを見て追加ショート

①のエントリー後に大きく急騰しました。当然含み損を抱えています。①のポジションを損切りしたくないなぁと思っていたら、②のポイントで大きな上ひげを付けたのが確認出来たので追加ショートしました。そろそろ下がってくるだろうという“安易な妄想”から。

更に上昇したが上ひげを見て更に追加ショート

②のエントリー後、思惑とは逆行して更に上昇しました。①と②のポジションは当然含み損です。そしてまた“安易な妄想”“損切りしたくない病”働きます。「さすがにもうそろそろ下げるだろ!!」と思っていたところにまた上ひげが出たので更に追加ショートしました。

その後どうなったか…

3つのポジションエントリー後の流れは上記の通りです。②と③のエントリーレート付近までは戻ったりもしていますが画像では結果的に更に上昇していきます。

仮にですが、この時点で3つのポジションを持ったままだとしたら、あなたならどうされるでしょう…。ロットにもよりますが含み損は尋常ではない額になっていると思われます…。

上記のようなポイントではショートは打たないという方もいらっしゃると思いますが、今回は「無計画なナンピン」をした場合を想定していますので、その点ご容赦ください。

さて、この後の流れですが、もちろん①のエントリーレートまで戻ってくるかもしれません。でも戻ってこなかったら……。

これがまさにコツコツドカンの正体です!!

更に上昇していってからの行動パータンは、

・大きな含み損に耐え切れず損切り
・損切り出来ずに口座資金を溶かす(ゼロカット)

そうなった後に思うことは…

「早めに損切りしておけば良かった……」

となるわけです。ですが、そう思った時は時すでに遅し…。北斗の拳的に言うなら、

出典:i2.wp.com

ということになります(笑)

コツコツドカンの対策

先ほどコツコツドカンになる典型的なパターンをご紹介しましたが、他には感情的になってハイレバでエントリーに見事にシバかれるというものもあります。このパターンも私はさんざん経験しました(笑)。

コツコツドカンを防ぐ対策について、私が有効であると思うことを3つご紹介します。

損切りを明確に

エントリーする際は当然ながらマイルールに従ってエントリーポイントが決まります。そして損切り/利食いポイントも自ずと決まるはず……というより決まらなくてはおかしいです。もっと言えば、損切りラインが決まらなければエントリーも出来ません。また、損切りラインが決まればそこまでのPIPSが分かるので、最大損失額から逆算してロット数も決まるはずです。

「マイルールに従って損切りを躊躇なく執行する」。シンプルですが、これがコツコツドカンを防ぐことに繋がります。

エントリー前にナンピンを想定しておく

ナンピンをする/しないは人によって考え方が違いますが、ナンピンをする場合は「どこで何ロット打つのか」をエントリー前に決めておくことが重要です。もちろん、ナンピンした際の最大ロット数から損切りに合った場合の損失額を予め想定しておくことも重要であることは言うまでもありません。これこそが本来のナンピンであり「計画的なナンピン」ということになります。アコムのCMではありませんが“ご利用は計画的に”というやつですね(笑)

増えた利益分は出金

口座に資金を入れておけばそれだけ大きなロットも入れられますが、何かがきっかけでメンタルが崩れ過剰なロットを感情的に張ってしまうことがあるかもしれません。そんな時を想定して予め利益分を出金しておけば、少なくともその出金分はキチンと確保出来ていることになりますから失うことはありません。ロットの資金管理だけではなく出金してキチンと利益を確保するという資金管理も大事です。

最終的にやるべきことは何か?

前項で解説したコツコツドカンの対策は、総括してしまうと、

「優位性のあるマイルールに従ったシナリオに沿ってトレードすること」

これだけです。何てシンプルなんでしょう(笑) コツコツドカンは「損切りが出来ない」ことによって引き起こされることが殆どです。「損切りが出来ない」理由としてはシナリオが不明確であったり、損をしたくないという自分勝手な感情が引き起こしています。

これらの要因に打ち勝つ為にも「優位性のあるマイルールに従ったシナリオ」を持ってトレードしましょう!!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

トレードの目的は「資金を増やすこと」なのにコツコツドカンで資金を溶かしてしまう人はとても多いのが現実です。上がるか下がるかが確定的にわからない相場から利益を頂くためには、自分自身を律してマイルールに従い淡々とトレードすることが大事です。逆に言えば、それしか利益を上げる方法はないと考えています。

その為にすべきことは人それぞれであり、それがまさに「自分自身と向き合うこと」であると私は考えます。

私もまだ成長中の身ですが、この記事が一人でも誰かのお役に立てましたら幸いです。

これからも、有益な記事を作成していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

いつもありがとうございます!!