みなさん、こんにちは!!オヤジギャグを駆使しながら全てのお客様を必ず笑顔に導くオヤジギャグ ダンストレーダーのカトゥーン(@take4118)です。9月に入って肌寒いと感じる日もありますが、体調など崩されてませんでしょうか?私は日々寒い”トーク”を駆使して北極並みに寒~い空気を日々醸し出しております(笑)

前回はJCメディアの初記事として『FXトレードにおける期待値の考え方』についてまとめさせて頂きましたが、ご覧頂いた方から嬉しいコメントを頂戴しました。本当にありがとうございます!!少しでもお役に立てたのならば嬉しいです!!

因みに、FXトレードにおける期待値の考え方についての記事はコチラです。
『手法よりも期待値で口座が増える!FXトレードの稼ぎ方』

そして、今回は『トレードで勝てない人に知ってほしい|私が「毎日相場と向き合える」理由』と題しまして記事をお届けいたします。

スポーツやビジネスなど、物事の習得には必ず成長段階というものが存在します。今回の内容はトレードだけに限らず、あらゆる分野おいても当てはまる成長段階の不変の法則です。

その不変の法則を知ることで

◎今自分がいる段階を知り、
◎その段階において自分がすべきことを明確にして、
◎回り道を少なくしながらトレードスキルを向上させよう

というのがこの記事の目的です。つまり、自分の今現在のスキルを客観的に見てスキルの習得度合いに合わせた勉強法を知ろうってことをお伝えしたいんです。

現在FXに取り組まれていて、トレード成績が思う様に伸びていない方や自分のトレードスキルが今いまいち把握出来ないという方には、今回の記事が何かのヒントになると思います。

是非この記事を最後までお読み頂き、ご自身のトレードスキル向上に生かして頂けましたら幸いです。

物事の習得における成長段階とは

まずはコチラの動画をご覧ください。

圧倒的なスピードで文字を打ったり、スイカの乱切りをあっという間に終わらせたりと見事な早技ばかりですよね。この動画に出られている方々とはもちろんお会いしたことはないですが、ひとつだけ確実に言えることがあります。それは……

実はスイカを見事にさばいているのは私です……

ではなく(笑)

この技術を習得するために一生懸命努力や練習をされたに違いない!!

という事。

先ほど “物事の習得には必ず成長段階というものが存在する” とお話しました。この動画に出られている方々が生まれた時からこのようなスキルを持ち合わせていたでしょうか。もちろん人は生まれ持った個々の能力の差はあるかもしれません。

でも普通に考えれば、この動画に出られている方々は日々練習を繰り返して、その過程で失敗をたくさんしながら改善し、時に私には無理だと諦めそうになったこともあったかもしれません。それでも諦めることなく愚直に練習を繰り返しながらスキルを高めて今の “職人レベル” に到達されたんだと思います。

・失敗をたくさんしながら改善をしていく。
・諦めることなく、愚直に練習を繰り返す。

これがまさに、あらゆる物事を習得していく上での成長段階の過程です。

次は、この成長段階がどのような状態なのかを見ていきましょう。

人の成長段階は4段階に分かれている

人の成長段階は以下の4段階に分かれます。

上に行くほど習熟度が上がるわけですが、先の動画に出られていた方々は段階③か段階④のレベル、つまり “無意識或いは意識することで出来る状態 です。電卓を高速で打っている人が『6はこのへんだよな~』なんてちんたらと考えながら打っていたら、あんなスピードでは打てないことは明白ですよね。

段階③の上をいく、ある意味”職人レベル”と言っても過言ではない段階④のスキル。実は普通の大人なら結構持っていたりします。

例えば『九九』。九九を習うのは小学生ですが、学校で習った時に必至になって復唱しませんでしたか?私はノートへ九九を必死に書いて覚えたのを今でも覚えています。その結果、九九の問題を出されても反射的にパッと答えられるわけです。

因みに、私は一つの言葉を聞いてすぐにくだらない言葉が頭に浮かんでくるので、オヤジギャグのスキルは段階④ですね(笑)

そんなことはどうでもよくて、この4段階は2つのゾーンに分ける事が出来るんです!!

出来るんです!!

出来るんです!!

むかし一世を風靡したインスタントカメラは…

『写ルンです』…

なんちって( ゚Д゚)

思わずオヤジギャグが出てしまいました……。

話を戻して(笑)、成長段階を分ける2つのゾーンとは何なのかを見ていきましょう。

成長の4段階を分ける2つのゾーン

先ほどの画像に追加しましたが、成長の4段階を分ける2つのゾーンとは、

『快楽ゾーン』と『不快ゾーン』

です。はぁ~?と思われた方、もうちょっとだけ聞いてください。

人が物事を続けるか辞めるかを判断する基準は何だと思いますか?

実は、正しいか正しくないかではなく、効果的か効果的でないか、でもなく…

快か不快かで判断するんです。

つまり、不快と感じるものは避けようとして、快楽に繋がると感じるものは続けようとします。なぜなら、快楽ゾーンは楽チンだからです。言い方を変えれば、諦めるとは快楽に向かう選択という事になります。

上記の図を有意識/無意識という観点から見てみると、

有意識:段階①,④→快楽ゾーン
無意識:段階②,③→不快ゾーン

と分けることが出来ます。何が言いたいのかというと、

人間は意識しないと出来ないことは不快に感じて、何も考えず自然と出来ることには不快を感じない。

ということです。

この記事を読まれておられる方の中にはダイエットにチャレンジされた方もいらっしゃると思います。最初はモチベーションがあって続けていたけど、日が経つにつれて三日坊主になり最終的に辞めてしまった。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

そもそも、何も意識しないでダイエット出来る人はいませんよね(笑) 食事制限や筋トレなど、ダイエットするために行うこれらの行動は ”意識” しなくては出来ません。

そうです。意識しなくては出来ないからこそ不快に感じてしまい快楽ゾーンに戻ってしまう、つまりダイエットを諦めてしまうということです。上図で言えば、段階①から段階②へ逆戻りということになります。

潜在意識と顕在意識

この記事のタイトルにトレードと入っているのに、ここまで全くトレードのことに触れていませんが、もう少しお付き合いください…。

潜在意識顕在意識という言葉ですが、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。潜在意識と顕在意識については以下のように定義されています。

潜在意識は全体の約9割を占めていると言われており、

自分では自覚もコントロールもできないとも言われています。

顕在意識とは、自分で考えて、行動することが出来る意識です。

HUFFPOSTより引用

潜在意識と顕在意識について補足すると、潜在意識と顕在意識では圧倒的に潜在意識の方が強いです。ドラゴンボールで言うなら、一般市民とフリーザくらいの戦闘能力の差があります。

そして、潜在意識は変わりたくないと思っているというのも特徴の一つです。

先にも例えましたが、ダイエットの話を例に挙げるなら、

・痩せた~いと思ってる→顕在意識が作用
・痩せなくていいでしょ→潜在意識が作用

となるわけです。潜在意識のパワーは圧倒的に強いので誘惑にも負けやすくなるのは人間として当然といえば当然です。だからこそ、物事に取り組む際は『絶対成し遂げてやる!!』という強い意志が必要になってくるわけですね。

勝っているトレーダーはどの段階にいるのか

ここまでご説明した4つの成長段階と2つのゾーンの話を踏まえて、勝っているトレーダーはどの段階にいるのかをお話します。

◎勝っているトレーダー(青枠内)

どの程度利益を上げているかは人それぞれですが、少なくとも長期的に勝っているトレーダーは “確固たるマイルール” を持っています。そのマイルールを意識しなくても手が勝手に動く位のレベルでトレード出来るレベルが段階④で、自分の誘惑に負けず意識的にマイルールを守ってトレード出来るレベルが段階③です。

本記事においてトレーダーにおける段階④の定義を、まさに機械の如くそれこそ無感情にトレードをするレベルとするならば普通の人間にはほぼ出来ないレベルと考えるのが妥当でしょう。また、年間数億円を稼ぐ常勝トレーダーであっても、ちょっとしたメンタルのズレからマイルールから外れたエントリーをしてしまうことがあることも考えれば、常勝トレーダーの方々は段階③にいると考えるのがいいのかもしれません。

段階③は不快ゾーンです。つまりマイルールを意識すれば勝てる段階ですが、メンタルがブレていたりしてマイルールへの意識がなくなると、潜在意識の力によって、それこそ段階②を通り越して段階①の快楽ゾーンへと引きずられてしまうこともあるでしょう。トレードで大事なのはメンタルだとよく言いますが、こうして人の成長過程を深堀してみると、その重要性がよく理解出来るのではないでしょうか。

◎勝てないトレーダー(ピンク枠内)

相場参加者の約9割が負けていると言われますが、トレードを全く知らない人を段階①するならば、負けている9割の人は段階②に該当することになります。勉強や検証、実戦を通じて色々経験するもなかなか成績が伸びない、または資金を溶かしてしまう。そんな辛い経験をしてモチベーションが下がり撤退していく。まさに不快ゾーンから快楽ゾーンへの転落です。潜在意識と顕在意識の項目でもダイエットに例えてお話しましたが、人って物事を習得/達成しようと思っても潜在意識の圧倒的な力で辞めようとしてしまうんです。そりゃそうです。人間は基本的に楽したい生き物ですから。

この記事を読まれている方の中で、なかなかトレードの成績が伸びずに『俺って才能ないよなぁ』って思っている方もいらっしゃると思います。でも、そう思うのって自分ひとりだけじゃなくてみんなそうですよ。段階③まで辿り着いた常勝トレーダーだって、間違いなくその段階を経ています。その過程で潜在意識の力に打ち勝って一生懸命努力されたからこそ段階③の常勝トレーダーになれたのは言うまでもありません。

だから、私はこう思います。

不快を喜ぼう!!

って(笑) なぜなら、常勝トレーダーがいる段階③へ一歩近づいた証拠ですもん。夜中にトレード検証しながら『俺来てるぅ~』とニヤニヤするのもいいかもですね(笑)

トレードスキル向上の為にすべきこと

ここまで記事をお読み頂き、ご自身がどの段階に位置するか俯瞰出来ましたでしょうか?ここからは私自身の過去の経験も踏まえて、各段階におけるトレードスキル向上のためにすべきことをを書いていきます。当然ながら『それは必要ないんじゃない?』『それって必要なの?』など、ご指摘もあるかもしれません。あくまでも過去の自分の経験と照らし合わせて、効果があったものを書かせて頂きますので、その点ご容赦頂けましたら幸いです。

◎段階①:簡単なルールに従ったエントリー/利食い/損切りの徹底的な反復練習

FXを始めたばかりの段階では当然ながら知識も経験も少ないです。でも逆に余計な知識がないからこそ初期の段階でトレードに必ず必要なエントリー/利食い/損切りの練習をお勧めします。もちろんマイルールを構築する事も必要ですが、マイルールを執行するにはこの『エントリー/利食い/損切り』のスキルが超重要です。って、そんなのただポチってボタン押すだけでしょ?と言われそうですが、大きな含み損を抱えた人ならお分かりかと思いますが、人は含み損を抱えると損切りしたくても出来ない、また含み益になっても更に増える事を期待してなかなかルール通りに出来ません。

だからこそこの練習をお勧めしています。ルールは正直なんでもいいです。例えば移動平均線を1本使って上向いたら買い(決済)、下向いたら売り(決済)としたり、RSIを使って30以下で買い(決済)、70以上で売り(決済)など。この目的は先ほどお話した通り自分の決めたルールに必ず従うということを徹底させる為の練習です。決して利益を得る事が目的ではありません。出来ればデモ口座よりもリアル口座でやる事をお勧めします。実弾で行った方が自分のお金を使っているという感覚が経験値を上げるからです。あっ、ロットは最小単位にしてくださいね。ルールはホントになんでもいいです。ただし超シンプルなものにしてください。判断に迷うような複雑なルールはNGです。

私はこの練習を約3か月毎日やりました。朝起きて寝ぼけた状態だったとしてもチャート見た瞬間にルールが成立していたら即エントリーみたいなレベルまでいきました(笑)それでどうなったかというと、特に損切りに対する躊躇がなくなりました。またこの練習を通じて相場観も養われた様に感じます。こういう時ってこう動くことが多いよねみたいな。なので、FXを始めたばかりの方にはホントにお勧めの練習です。

◎段階②:優位性のあるルールを検証&反復練習

これって言われてみれば当たり前なんですが、自分自身でマイルールを徹底的に検証した人はどれだけいるでしょうか。統計を取ったわけではないので明確な数字はわかりませんが、自分の手法を検証ソフトなどを使って徹底的に検証した人って案外少ないと思うんです。理由は簡単です。だって……検証ってめんどくさいから…。さっきの不快ゾーンの話を思い出してください。

人はめんどくさいと思うことを避けます。でも、そのめんどくさいことをしないと次の段階にいけないんです。つまり快楽ゾーンへの転落です。楽して段階①から常勝トレーダーがいる段階③へはいけません。プロ野球選手が全く練習しないで本番で高いパフォーマンスを発揮出来るでしょうか?普通に考えれば答えは自ずと出ますよね。

私も日々マイルールの検証&練習をFT3でやっています。先ほどの段階①での練習もそうですが、検証&練習を繰り返すと相場観がとても養われます。そして色々なアイデアも出てきてマイルールがどんどん洗練されいく感じです。

◎段階③:メンタルの維持

この段階では優位性の高いマイルールが構築されているので、快楽ゾーンに引き込まれない様に自分のメンタルを保つことが大切だと考えます。その方法の一つとして瞑想はすごくいいですよ。心がフラットになってメンタルも落ち着きます。また、部屋の掃除なんかもよく聞く話です。部屋が汚れていると自分の心も乱れていることが多いので、掃除をすることで自分のメンタルを落ち着かせるのに効果的です。

因みに、国内外のトップトレーダーが日々の生活に瞑想を取り入れているということは結構あります。瞑想の方法は色々ありますが、ネットで検索すると沢山出てきますので気になる方は是非検索されてみてください。因みに、迷走ではなく…瞑想ですよ💦

また、自分のマイルールを書いたリストを作っておいてトレード前にそれを復唱し自分を律するのもいいと思います。自分のルーティンを作るということですね。

◎段階④:逆に教えて頂きたい(笑)

システマチックに『エントリー/利食い/損切り』を繰り返し、相場から利益を得る神レベルの段階。どんな感じなんでしょう…。私はこの段階に到達したことがないので逆に教えて頂きたいです(笑)

あっ、私の師匠である波乗りジョニー先生(@naminori_jhonny)はこのレベルですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はトレードの具体的な技術というよりはメンタル的な内容が中心でしたが、この内容ってよくよく考えてみれば”当たり前”のことなんですよね。

だって、スポーツや仕事など何かのスキルを身に付けようとした際にすぐにトップレベルのスキルが身に付くかと言えば、間違いなく答えはNOです。そんなことは誰でも知っている紛れもない事実。なのにトレードになると、このことが頭から吹き飛んですぐに結果だけを求めてしまう。

これは私の主観ですが、トレードって結果がすぐに数字として繁栄されますよね。そしてその数字というのはもちろん自分の自己資金。大事なお金です。だからこそ、恐怖や不安を感じてしまうのは当然のこと。

ではどうするか。

地道に経験を積み少しずつでもいいから成長していくしか方法はないと思います。その過程でマイルールに自信を付けてブレないメンタルを作っていく。

日本を代表するプロ野球選手のイチローがこんな名言を残されています。

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

Chinomaより引用

私も含めてトレードに真剣に向き合っておられる方々は、潜在意識の変わりたくないという意識に逆らって、段階②や段階③、更にい段階④へいこうと日々努力されておられると思います。これは本記事の内容に照らし合わせて考えるならば、

快楽ゾーンから飛び出して自ら不快ゾーンにいっているわけです。

これって凄いことだと思いませんか?だって、トレードに向き合おうと決めたきっかけや目的はそれぞれあると思いますが、自ら不快ゾーンに飛び込もうと決めたわけです。

自分でそう決めたんだったら、絶対常勝トレーダーのレベルである段階③までいけますって!!

いや、絶対いきましょうよ!!

だって、人に強要されたんではなく”自分”で決めたんですから!!

私もまだ成長中の身ですが、この記事が一人でも誰かのお役に立てましたら幸いです。

これからも、有益な記事を作成していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

いつもありがとうございます。