みなさん、こんにちは!!オヤジギャグを駆使しながら全てのお客様を必ず笑顔に導くオヤジギャグ ダンストレーダーのカトゥーン(@take4118)です。
今年も残り2ヶ月となりました。ホント1年過ぎるのが早いと感じる今日この頃です。理由は間違いなく………歳をとったせいですね…。あぁ、青春を謳歌していた高校生の頃に戻りたい(笑)
さて今回の記事では「損切りが辛い」を「損切りは嬉しい」に変える方法と題して解説していきます。
損切りは自分の資金を減らす行為なので一見すると辛いことかもしれませんが、損切り(損失)を受け入れない限り資金を長期的に増やすことは出来ません。後述しますが、損切りは自分の資金を”大きく”減らすことを未然に防ぐ行動であり、損切りを「悪いもの」と捉えるのではなく「良いもの」と捉えることで、損切りに対する向き合い方が大きく変わると私は考えています。
本記事では、
・なぜ多くの人は損切り出来ないのか
・損切りの必要性
・損切りが出来るようになるためにはどうすればいいか
という3つのポイントを踏まえて、損切りが良いものと捉えるにはどうすればいいのかを解説していきます。
是非この記事を最後までお読み頂き、ご自身のトレードスキル向上に生かして頂けましたら幸いです。それではいきましょう!!
なぜ損切り出来ないのか
特にトレードを始めたばかりの方に多い「損切り出来ない」という現象。これはなぜ起こるのでしょうか?含み損が膨らんで「ヤバい!!」と思い損切りしようとマウスを握るもなかなか決済ボタンが押せない…。エントリー前に損切りポイント決めたのに、そのポイントにレートが来ても損切り出来ない…。トレーダーの方なら一度は経験されたことがあるのではないでしょうか?
損切りが出来ない理由は色々ありますが、以下の2つが主な要因だと考えます。
資金を減らしたくない
トレードの目的は「資金を増やすこと」です。しかし、損切りは資金を減らす行為なのでトレードの目的と矛盾します。また先日の記事でも解説させて頂きましたが、人間はプロスペクト理論に基づいて行動するため、損失をとことん嫌います。その結果、損失を確定させる損切りという行為を嫌う傾向があります。
負けを認めたくない
早く資金を増やしたいと思うのはトレーダーなら当然のことです。ですが、その想いが強すぎると毎回のトレードで勝ちにこだわり過ぎてしまい負けを認められなくなります。トレードで勝率100%、つまり全戦全勝というのは絶対ありえません。
総括すると「損切りするのが辛い/負けたくない」という感情が大きく働いてしまい、損切りを躊躇させる行動に繋げているわけです。しかし、損切りしないで含み損を抱えたままだと、どんな結果が待ち受けているのでしょう…。
損切りが出来ないといつか大損するという事実
エントリーして含み損になってしまい「いつか建値まで戻ってくるだろう」と安易に考えて損切りをしなかった場合、もちろん思惑通りに建値に戻って損益トントンで逃げれることもあるでしょう。でも冷静になってよ~く考えてみましょう。
『相場は自分の思い通りに動かない』
パソコン画面の前で合掌して「下がれ~下がれ~!!」とお祈りしても相場の前では全くの無力です(笑)
この『相場は自分の思い通りに動かない』という不変の事実がある以上、建値に戻ってこないことだって当然普通にあるわけです。その時損切りをせずポジションを放置していたらどうなるでしょうか。コツコツドカンの仕組みを解説した記事でも説明していますが、そういう行為を繰り返していると「いつかは大きな損失を被るか資金が溶ける」という大変残念な結果が待っています…。
物事には必ず”表と裏”が存在する
私の師匠である波乗りジョニー先生(@naminori_jhonny)は、以前この様なことを仰っておられました。
ここで言う表と裏というのは、
◎表→良い面(プラスなこと)
◎裏→悪い面(マイナスなこと)
ということです。言い換えれば「どんなことにも良い面と悪い面が同時に存在している」ということ。例えば、美味しいラーメンを例に挙げるなら、
・良い面→お腹が満たされる、幸せな気分になる
・悪い面→太る、健康に良くない
のような二つの側面が挙げられるでしょうか。いずれにしても、物事には必ず表と裏が存在しています。
では、本記事のテーマである損切りにおける良い面と悪い面は何が挙げられるでしょうか。悪い面については本記事の冒頭で解説した「一時的に資金が減ってしまう」ということが挙げられますが、良い面は何でしょう…。次項では理想的な資金の増え方を例に挙げて損切りの良い面を解説していきます。
損切りの良い面とは
上記のグラフはトレードにおいて理想的に資金が増える過程を示した一例です。横軸が時間経過で縦軸が資産の増減を表していますが、時間経過と共に資産が綺麗に右肩上がりで増えているのがおわかり頂けると思います。
注目すべきは「一時的に資金が減ったりしている箇所がある」ということです。これが何を意味するかおわかりでしょうか。これは単純な話で「損切りによって一時的に資金が減っている箇所」になります。このことから理想的な資金の増え方を例に取っても損切りは必ずあるという事がご理解頂けるかと思います。
トレードにおいて長期的に資金が増える過程というのは、チャートが上昇トレンドを作るかの様に押し目を付けながら増えていくのが理想です。資産の増加がこのようなグラフを描く為には前提として優位性のあるマイルールがなくてはいけませんが、ポイントは優位性があっても損切りは避けられないということです。
上記のグラフを言葉で表すならば、
「一時的に損切りをして資金を減らすこともあるが、優位性のあるマイルールに従ってトレードすれば長期的には資金が増えていく」
と言えるのではないでしょうか。こう考えると、上がるか下がるか誰にもわからない相場において損切りという行為は「資金を守る行為」であると考えることが出来ます。これがまさに損切りの良い面です。
損切りは嬉しいものと考える
優位性のあるマイルールに従って順調に資金を増やしていたとしても、損切りを怠ると以下のグラフの様なことになってしまうことも十分に考えられます。
雇用統計でドル円が大暴落したような感じですが(笑)、これがご自身の資金だったらどう思われますか?資金は溶けていないにしても精神的なダメージは相当なものだと思います。
もちろん、たまたま損切りを怠ってしまっても建値に戻ってうまく逃げれる場合もあるでしょうが、それはあくまでも結果論であり毎回そうなるなんていう確証はどこにもありません…。
それを踏まえて考えれば、
損切りは嬉しいもの!!
だと私は考えます。
損切りが出来るようになるための具体的な思考
損切りは自分の資金を守ってくれる良いものです。ここでは「損切り」を行えるようにするための考え方について、以下の3つを解説していきます。
相場は確定的に方向を当てられないことを本質レベルで理解する
期待値がプラスとなる優位性のあるマイルールに従ってトレードしていても必ず思い通りになる確証はどこにもありません。上に行くか下にいくかなんて誰にもわからないんです。シナリオに対して逆行した場合はエントリー前に決めたポイントで潔く損切りしましょう。
長期的に資金を増やすという視点を持つ
毎回のエントリーで利益を得たい気持ちはわかりますが、そもそも勝率100%は絶対にありません。ひとつのトレードだけにフォーカスするのではなく長期的に資金を増やしていくことにフォーカスして、損切りになったとしてもそれは一時的に資金が減っているだけと考えましょう。
エントリー前にやるべきことを全て想定する
基本的にエントリーするということはシナリオに沿って行うわけですから、出口戦略となる損切りポイントや利確ポイントが決まっていなくてはエントリー出来ません……というか出来ないはずです。何故なら、この出口戦略がないということはマイルールがないと言っても過言ではないですし、エントリー時点で損切りポイントが決まらなくてはロットも決まらないはずです。また、利確ポイントも決まっていなければリスクリワードも決まりません。損切りポイントが決まっていればそこまでのPIPS数がわかるので自分が負えるリスクに応じてロットも決まりますよね。エントリー前に損切りという最悪の事態をキチンと想定しておくことは本当に重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トレードを続けていくからには損切りとはずっとお付き合いしていかなくてはいけません。であれば、損切りに対して悪いものと考えるのではなく良いものと考えるた方が自分にとって気持ちも楽になるのではと私は考えています。
上昇トレンドで押し目を作る様に、資金も損切りを繰り返しながら徐々に増えることを強くイメージする。これがホントに大事だと思います。
私もまだ成長中の身ですが、この記事が一人でも誰かのお役に立てましたら幸いです。
これからも、有益な記事を作成していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
いつもありがとうございます。