こんにちわ、ウイスキー研究家YUKI(@whisky_ex_yuki)です。
前回に引き続き、蒸留所の紹介とウイスキーレビューを記事にしました。
今回は第3弾としてスモーキーながらも重厚な味わいのウイスキーを造る「ラガブーリン蒸留所」を紹介します。
ラガブーリン蒸留所について
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アイラ島南部にあるアードベッグ蒸留所とラフロイグ蒸留所の間にラガブーリン蒸留所があります。
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ラガヴーリンとはゲール語で「水車小屋のある窪地」という意味で、ラガヴーリン湾に面した場所に設立されています。
特徴①:クラシックモルトシリーズでリリース
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クラシックモルトシリーズは、1988年にユナイテッド・ディスティラーズ(UD社)が提唱したシングルモルトのシリーズで、地域ごとの代表的なシングルモルト銘柄を挙げ、シングルモルトウイスキーの地域性を表現しています。アイラを代表するシングルモルトとして、『ラガブーリン16年』が選ばれたことでラガブーリンの知名度が上がっていきました。
特徴②:マイケルジャクソン氏も絶賛
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1989年「モルトウイスキー・コンパニオン」の著者マイケルジャクソン氏がラガブーリンを95点という最高点を付けたことでラガブーリンの人気に拍車をかけました。マイケルジャクソン氏は、そのスモーキーな香りが故にラプサンスーチョンのような香りだと表現しています。ラプサンスーチョンとは、中国のスモーキーな紅茶のことでイギリス人が好んで飲まれています。
ウイスキー造りのこだわり
上記の動画はラガブーリン蒸留所内の様子を撮影した動画なので参考に見て頂ければと思います。
ラガブーリン蒸留所のウイスキー造りのこだわりは下記に簡単にまとめています。
①麦芽
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全てポートエレン製でフェノール値34-38ppmのヘビリーピーテッド麦芽です。
②仕込み(糖化・発酵)
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糖化槽はステンレス製のフルロイタータンで麦芽4.4トンに対して麦汁2.1万Lを搾り取ります。
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発酵槽はカラ松製で10基あり、マウリ製リキッドイーストを使用しています。発酵時間は55時間で、アルコール分9%のモロミを造っています。
③蒸留・熟成
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ポットスチルはストレートヘッド型の初留釜2基、オニオン型の再留釜2基です。
ラガブーリンのリッチで重厚な酒質を造り出すためにラインアームは45度ぐらい下向きに曲げられています。
ウイスキーレビュー
ラガブーリンには様々な銘柄あるので、今後は銘柄レビューを随時更新していきます。
ラガブーリン16年
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色:赤みかかった琥珀色
香り:正露丸様のヨード香と潮の香り、その奥にバニラ様の香り
味:強烈なスモーキーさの中にドライフルーツのような甘味
余韻:重厚感、ヨード香とスイートな後味が心地よい
スモーキーな香味だけではなく、しっかりとしたコク、重厚感があり飲みごたえのあるウイスキーです。僕自身、ラガブーリンはアイラモルトの中で最も好きな銘柄なので、強烈なスモーキーさと重厚感を味わいたい方には是非ともおすすめしたいウイスキーです。
まとめ
ラガブーリン蒸留所の特徴やウイスキーレビューは参考になりましたでしょうか。ラガブーリンは個人的に大好きな銘柄なので他の銘柄もウイスキーレビューしていこうと思います。